やまいぬは書かねばと思った

書く描くしかじか、聞いてくれ

f:id:hetareyamayama:20170131005715p:plain

 

 

 

書いたり描いたりすることについて、話したい。

 

 

 

 

 


まずは、最近読んでいる本を紹介したい。

 

 

 


どどん。

 

 

 

 


村上春樹東京奇譚集

 

f:id:hetareyamayama:20170131005033j:plain

 

 

 

 

ここに来て、ついに春樹が降臨。

 

 

 

 

って、言っても私は春樹さんを一冊まともに読んだことがない。

 

 

 


授業で「神の子どもたちはみな踊る」の中の一編だけ読んだくらいだ。

 

 

 


あとは「女のいない男たち」の中の一編を三省堂で立ち読みしたくらい。

 

 

 

 


あ、あとけっこう前に、「ノルウェイの森」の映画を借りて観ようと思ったんだけど、開始30分ももたずに爆睡してしまった。

 

 


今なら、最後まで起きていられるかもしれない。そんな気がする。気のせいかな。

 

 

 

 

そういや、大学入学直後、第一志望に入れなくて、クサクサしてた頃、図書館で春樹さんのインタビュー集「夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです」も読んだことあったな。

 

 

 


別に何かこだわりがあって、わざとメジャーどころを読んでいないのではなく、

 

 

むしろ、有名過ぎて、読もう読もうと思いつつ、機会をずるずると逃し続け、今に至ってるだけである。

 

 

 


読みたいんだけどね。春樹。

 

 

 


何故ならば。

 

 

 

どどどん。

 

 

 


小泉十三「人生は名言で豊かになる」

 

 

f:id:hetareyamayama:20170131005015j:plain

 

 


私は名言というものが大好きである。

 

 

 

Twitterは友達よりも、名言botと美術botの類を遥かに多くフォローしている。

 

 

 

 

TL見て、ひとりで勝手にうっとりしている。

 

 

 


どうだ、イタくて、キモいだろう。

はっはっは(´∀`)

 

 

 

で、この本の中に春樹さんも紹介されている。

 

 

 

98ページ。「粋 cool しびれる言葉」のトップバッター。

 

 

 

「完璧な文章などといったものは存在しない。


完璧な絶望が存在しないようにね」

 

村上春樹風の歌を聴け』より

 

 

 


しびれるぅ~~

 

 

 


小泉さんは書いている。

 

 

 


「これが小説の書き出しで、私を含めて当時の文学青年は、この一文だけでイカれてしまったといっていい。」(l.8)

 

 

 

 

楽しいから、他の名言も調子に乗って、紹介してしまおう。

 

 

 


弱きもの、汝の名は女なり!――シェイクスピアハムレット』より

 

 

 

知らざあ、言って聞かせやしょう――河竹黙阿弥『青砥稿花紅彩画』より

 

 

 


彼女が愛していたもの、それはモーツァルトとバッハ、
そしてビートルズ。それにぼく――映画『ある愛の詩』より

 

 

 

「ゆうべどこにいたの?」「そんなに昔のことは覚えてないね」
――映画『カサブランカ』より

 

 

 


生きろ! そなたは美しい――映画『もののけ姫』より

 

 

 

 

悪魔のように細心に、天使のように大胆に――黒沢明

 

 

 


し、しびれるぅ~~

 

 

 

テンション上がってるのは私だけで、
読者の皆さんが、ツンドラみたいに冷え切っていたらどうしよう。

 

 

 

 

ちなみに、うちのオカンはそのタイプである。

 

 

 


私がどれだけ熱弁をふるっても、「はぁ、へぇ、ふーん」てなものである。

 

 

 


挙句、忙しいから後にしてと言われる始末である。なんでやねん。

 

 

 

 

私の名言・キャッチコピーオタクは予備校の先生の影響が強い。

 

 

 


英語の先生が元祖・名言オタクなのである。

 

 

 

すさんだ受験生に少しでも心に潤いを、という建前で、

 

しゅっちゅう、名言を英訳・邦訳したリストを配ってくれた。

 

 

 


例えば。(性懲りもなく、また紹介する)

 

 

 

He made me so mad that I told him I liked him.   “The Peanuts”

 

(あんまり腹が立ったから、あいつに好きだっていってやったの)

 


先生の解説
⇒突然、空き地の野球を禁止されたチャーリー・ブラウン。「野球ボールがだめなら」と野球ボールの代わりにゴルフボールを持って黙々と一人でキャッチボールをする。ふがいないチャーリー・ブラウンの姿を見て怒ったマーシーは、彼に好きだと告白してしまう。乙女心は複雑怪奇。

☆so~that SVが使われていることに注目すべし。

 

 

 

 


There’s no Tanmen for you eat! Junichi Komoto


(お前に食わせるタンメンはねぇ! 次長課長 河本準一)


☆to doの名詞用法(Oになる) to doの形容詞用法

 

 


Gravitation is not responsible for people falling love. Albert Einstein


(人が恋に落ちるのは重力のせいではない。 アルバート・アインシュタイン


動名詞の意味上の主語

 

 

 


For the first time, I saw the moment someone fell in love. “Honey and Clover”


(人が恋に落ちる瞬間を初めて見てしまった。『ハチミツとクローバー』)


⇒竹本がはぐみに一目惚れするのを目撃した真山の独白


☆関係副詞の省略

 

 

 

What belongs to Nobita is mine. And mine is mine. “Doraemon”


(のび太のものは俺のもの。俺のものは俺のもの)


⇒なんでジャイアンはあだ名なのに、ジャイ子は本名なんだろうか?


☆関係代名詞what

 

 

 

 


You makes me want to be a better man.      “As good as it gets”


(君に会って、もっといい人間になりたくなった。   『恋愛小説家』)


⇒毒舌でひねくれ者だった売れっ子小説家のメルヴィンは、キャロルに恋をして少しづつ変わっていく。メルヴィンがキャロルに「私をほめて」と言われた時の台詞。


☆使役動詞make O 原形

 

 

 


しっびれるぅ~~~

 

 

 

しかも、受験生のお役立ち情報満載だ。

 

 

 

こんだけ好き勝手、趣味全開で書いたから、きっと今回はPVもいいね、も
全く稼げないに違いないが、私はとても楽しかったから、良しとする。

 

 

 

何の話だっけ。

 

 

 

そうそう、書く描く、および、春樹さんの話。

 

 

 

本当は、予備校の先生についても面白い話が沢山あるんだけど、
それはまたの機会に。

 

 

 


ここに来て、また引用抜粋なんかすると、いよいよ怒られそうだけど、
東京奇譚集の裏表紙の紹介文が、かっちょええので、まんま載せたい。

 

 

 

怒らないでね|・ω・`)

 

 

 

 

「肉親の失踪、理不な死別、名前の忘却……。大切なものを突然奪われた人々が、都会の片隅で迷い込んだのは、偶然と驚きにみちた世界だった。孤独なピアノ調律師の心に萌した微かな光の行方を追う「偶然の旅人」。サーファーの息子を喪くした母の人生を描く「ハナレイ・ベイ」など、見慣れた世界の一瞬の盲点にかき消えたものたちの不可思議な運命を辿る5つの物語。」

 

 

 


もういい加減、自分の言葉を綴るから、勘弁してほしい。

 

 

 

ごめんて|・ω・`)

 

 

 

そもそもこの本を読んだのは、ジャズ史のレポートで、「ジャズを作中に用いた作品について自由に論じよ」で、手っ取り早く短編で済ませようと思ったからだった。

 

 

 

したら、1個めの話が、私のどストライクだった。(「偶然の旅人」)

 

 

 

気になる人は、ググれば、簡単なあらすじがわんさか出てくる。

 

 

 

この本を読んで、思った。

 

 

 


春樹さんに限らず、小説家というのは、作り話の天才だ。

 

 

 


面白い話をさせれば、ピカイチである。

 

 

 


そりゃそうだ。それが商売なのだから。

 

 

 


小説、詩、戯曲その他諸々を書いてきて、ひとつ分かったことがある。

 

 

 


私は、嘘がつけない。

 

 

 


正確に言えば、嘘が下手だ。

 

 

 


ここでいう、上手い嘘、とは、面白い嘘、作り話のことである。

 

 

 

私が書いてきたものは、全て、私自身の延長線でしかない。

 

 

 

それなら、もう諦めて、ノンフィクションで勝負したれ、と始めたのが
このブログである。

 

 

 

これが結構、当たりだったようで、おかげさまで17回目である。
根性なし、飽き性の私のことだから、三日坊主で終わるかと思いきや、
意外に長続きしている。

 

 

 


いつまで、続くものやら。とか、自分で言っちゃう。

 

 

 

ブログを書いていて、思うことがある。

 

 

 


それは、私という人間のコンテンツの薄さである。

 

 


早い話、私個人の話では、どうにもネタが尽きるし、そもそも面白くもない。

 

 

 


そこで、インプットが大事になってくる。

 

 

 

観察力や思考力、ついでに記憶力やら、発想力も大事bになってくる。

 

 

 

義務教育を終え、大学生活も残り半ばとなったところで、

やっと、勉強に対する意欲が出てきた。

 

 

 

 


本を読みたい。

 

 

 


色んなところに行きたい。

 

 

 

色んなものを観たい。

 

 

 

映画。美術館。博物館。旅。外国。

 

 

 


色んな体験をしたい。

 

 

 

色んな人に会いたい。

 

 


知りたい。

 

 

 

表現したい。

 

 

 

伝えたい。

 

 

 

あなたに。

 

 

 


あの日私が抱いた感動を。

 

 

 

悲しみを。

 

 

 


胸の痛みを。

 

 

 


喜びを。

 

 

 

懐かしさを。

 

 

 

幸せを。

 

 

 

文章で、絵で。

 

 


明日も私は、書くだろう。描くだろう。

 

 

 


これを読んだあなたの明日が、少しだけ楽しくなる事を願います。

 

 

 


今日は「書く描くしかじか、聞いてくれ」というお話でした。

 

 

 

続きは、また今度。

 

 


やまいぬでしたʕ ・(エ)・ʔ

 

 

✽+†+✽――✽+†+✽――✽+†+✽――

 

名前も顔も知らないあなたの幸せを
願う私を君は笑うか
笑えばいいさ 泣くより似合うよ
君の幸せも願ってあげるよ